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スタッフコラム

2022.11.12

Kidoriyaこだわりコース

こんにちは。

中古住宅×リノベーション専門店Kidoriyaの林です。

 

前回の私のブログの最後に触れました、お客様のお宅をご紹介します。

今年度のリノベ―ションオブザイヤーにエントリーさせて頂きました。

 

施主様と営業が出会ったのは暑い夏の日でした。

土地探しから工事、お引渡しまで1年近くかかったおうちです。

 

古き良きを残した平屋に住まいたいとご要望のS様と、大工経験20年の営業。

好みが一緒な二人が 意気投合して見つけた1軒。 

 

ステンレスのトグルスイッチや、アイアン金物、無垢の床材など・・・

コストダウンをしたいけれども、仕上げや間取りにもこだわりたい。

補助金を使いつつ 耐震補強や防蟻処理、防水処理もしっかりしたい。

ご要望をもりもりに詰め込んであります(^^)

 

 

■間取り

27坪の中で極力廊下が少なくなるようにプラン。

各部屋へはリビングを通るように。

脱衣室は、家事がしやすいよう脱衣~洗濯~乾燥~物干しまで完了。

タオルや下着はそのまま棚へ収納。

 ↓ ↓ ↓

 

■お風呂

 最近ちらちらとご希望が増えてきているのが 

「窓無し」 「棚無し」 のユニットバスです。

 

もともとマンションやアパートにお住まいで、

窓が無いことに慣れていらっしゃる方は

「窓があると掃除もしないとだしお金も増えるしすぐ道路だし」

といった理由からだそうです。(たしかに…)

 

窓があって助かることといえば

① 自然換気ができる。

➁ 地震や火災など、何らかの形で

扉があかなくなった時の保険でしょうか。

 

棚無しは、市販のマグネットで取り付ける棚が人気なので

恐らく後ほどご用意される方も多いのではないでしょうか。

現在ではそのような多数のニーズにお応えするべく

メーカーも色々と準備があるようです。(ぜひショールームへ)

 

 

■明り取り窓

今では手に入らない昭和の内窓ガラス、

お気に召した既存品は再利用して

廊下の明り取り兼リビングのアクセントに。

どこか実家のようで、懐かしい。

素朴な印象を与えてくれます。

 

■洗面台

二人ならべるオーダーメイドのミラー。

トイレの手洗いも使えつつ、奥様が座って化粧ができたり。

また、最近流行りの玄関手洗いも兼ねています。

 

 

■キッチン

柱は新しく入れ替えてからわざと傷をつけてオイルワックスで着色。

腰板は倉庫の脇で乾燥・風化させた10~5年物。

大工経験20年の強みを生かして

この部分は弊社の「営業」が塗りと貼りを担当。

 

 

■塗り壁

壁はほぼすべて旦那様がパテ、下塗り~上塗りまでご友人と力を合わせて数か月かけて少しずつ仕上げたもの。

すべての部屋でコテの表情が異なり、愛着の湧く、唯一無二の模様になりました。

 

仕事終わりや休日を返上し頑張ってらっしゃったS様・・・

私も左官工事は体験したことがありますが、左手に持つ「こて板」が重い💦

そして徐々に右手も上がらなくなってきます。

毎日作業している職人さん、体力凄いなと思いますm(_ _)m

 

 

 

■梁や可動棚

今回木部の塗装は全て施主様。

可動棚や無垢のフロア、トイレ腰板、リビングキッチンの天井・・・

なかなかの㎡💦 本当にお疲れさまでした!

洗面のブラックの窓台はぴっかぴか

キッチンの可動棚は撥水汚れ止めの処理もしてあり

もはやプロでした🤔

 

 

リビングは可能であれば小屋裏にとのご希望だったのですが予算の兼ね合いで断念。

そのかわり可能な限り天井を上げたことで坪数の割に圧迫感は感じませんでした。

既存の梁の傷も穴を生かして、味わい深くなっています。

 

■アイアン金物

鉄の加工や溶接が得意な施主様。

アイアンの物干しやテーブルの脚までお手製の物。

玄関の框もなんと鉄製の加工品。

これから時を重ね、新しい傷がついても

S様は「良いっすね」と笑ってくれることでしょう。

鋳造は個人的に興味があるので本当に面白かったです!

※ダイニングの椅子は弊社備品

※リビングテーブルの木材は無垢フロアが余ったもの。

 洗面ミラーの裏の壁にも貼ってあります(^^)

 

 

 

 

■最後に

お仕事終わりに夜中まで作業をされたり、

ご友人と力を合わせたり、

奥様の差し入れがあったり、

お子さんが現場に遊びに来たり・・・。

 

ここまでご自分でされたお客様は初めてでしたが、

苦労の甲斐が随所に伺えるS様らしいお家に。

 

手作り感の良さ

力を合わせて何かを完成させる面白さ

楽しくこだわること

 

色々と、我々も再確認することが出来た

思い出深い一軒になりました(^^)

 

尊敬するS様に敬意を込めて

 

この度は誠にありがとうございました。

 

 

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